枝垂れ桜の咲く里への回り道


有名でバスツアーも来る桜とは違って
正に 日本の原風景そのものの 村全体に桜が咲く
「徳合」へ行ってきました。
新潟県糸魚川市の上越寄りの内陸へ入ったあたりにあり
まだまだ歴史が浅く 世間にもほとんど知られていません。
JA大北共栄会の会長さんや その時の運転手さんの案内で
4月上旬に 訪れた時は まだ 全く花は咲いてませんでした。
そろそろいいかな?
丁度4月20日~29日まで 古民家ギャラリーで
「玉村 豊男原画展」なども やっているのをネットで見て
花も見ごろ!を確信して出かけました。

山あいのうねうねした道路沿いに さほど大きくない しだれ桜が
ずっと植わって ほんわり花を咲かせています。
早春の農村の風景に 自然に溶け込んで やんわりとした
日本の原風景。
「枝垂れ桜の咲く里への回り道」と言う看板が立っていて そういう名前の
街道なのか 順路を意味するのか・・・?

おしゃれな古民家ギャラリー「景徳庵」さんでは
こじんまりと 地域の物産を販売する特設会場もあり
お当番さんが来てました。

「道路が出来た時に 最初に普通の桜を植えたんだけど 根づかなくてね。」
「そのあと いろいろな花をやってみたけど これもダメで・・・」
「たまたましだれ桜をやってみたら 根づいたんだよ」
「まだまだ 人様に見せられる 大きさじゃないけど なんだか 毎年
見に来る人が増えちゃってね~」
しだれ桜を植えて まだ 20年程。
人が見に来るようになってたのは ここ2,3年だそうです。

厳しい雪がに耐えられる 立派な梁をもつ古民家が 数軒あって
是非 このまま 保存して 残してほしいと思う
美しい村です。